英・アラン・チューリング研究所、データサイエンスと人文科学との学際研究における推奨事項をまとめたホワイトペーパーを公開

2020年8月4日、英・アラン・チューリング研究所は、データサイエンスと人文科学との学際研究における推奨事項をまとめたホワイトペーパー“Challenges and prospects of the intersection of humanities and data science: A white paper from The Alan Turing Institute”の公開を発表しました。同研究所はデータサイエンス及び人工知能に関する研究を行う英国の国立研究機関であり、本部はロンドンの英国図書館(BL)内に置かれています。

今回公開されたホワイトペーパーは、英国の国立公文書館(TNA)、BL、スコットランド国立図書館を含め様々な大学・文化機関の研究者からなる、同研究所のHumanities and Data Science special interest groupにより作成されました。データサイエンスと人文科学との学際的研究における以下7領域での推奨事項についてまとめています。

(研究プロセス)
・方法論的枠組みと認識的文化(epistemic culture)
・コンピューター・ツールの使用と評価におけるベストプラクティス
・再現可能でオープンな研究

(成功をもたらす諸要因(Enablers)と支持構造)
・技術基盤
・資金調達方針と研究評価
・研修、教育、専門知識
・キャリア、能力開発、チーム

What can the humanities do for data science?(The Alan Turing Institute, 2020/8/4)
https://www.turing.ac.uk/news/what-can-humanities-do-data-science

Challenges and prospects of the intersection of humanities and data science: A white paper from The Alan Turing Institute [PDF:30ページ]
https://www.turing.ac.uk/sites/default/files/2020-08/humanities_and_data_science_white_paper_0.pdf

参考:
E2272 - データサイエンス,機械学習,AIの責任ある運用のために
カレントアウェアネス-E No.393 2020.06.25
https://current.ndl.go.jp/e2272

E2195 - 欧州の研究図書館におけるデジタル人文学の現状と展望
カレントアウェアネス-E No.379 2019.11.07
https://current.ndl.go.jp/e2195

英国図書館(BL)、スタンホープ社及び英国三井不動産による合弁企業SMBL Developmentsと、セントパンクラス館北側の開発プロジェクトに関する契約を締結
Posted 2019年2月18日
https://current.ndl.go.jp/node/37601
※アラン・チューリング研究所の新本部建設を含む開発プロジェクトです。