2020年9月29日、英・Software Sustainability Institute(SSI)は、デジタル人文学に関するレポート“Sustaining Digital Humanities: Important developments in the UK landscape”の公開を発表しました。SSIは、持続可能かつ優れた研究ソフトウェア開発のための活動を行う国立の機関であり、英国のエディンバラ大学・マンチェスター大学・オックスフォード大学・サウサンプトン大学に拠点を置いています。
本レポートでは、人文学分野におけるSSIの使命を推進することを目的として、デジタル人文学に関するSSIへの推奨事項をまとめています。デジタル人文学の進展のための推奨事項を提示するという点で、英・アラン・チューリング研究所が2020年8月に公開したホワイトペーパー“Challenges and prospects of the intersection of humanities and data science: A white paper from The Alan Turing Institute”に続くものと位置付けられています。
本レポートは、2018年6月にオックスフォード大学のe-リサーチセンター(OeRC)で開催された、デジタル人文学に携わる実務家らによるワークショップでの議論に基づいています。SSIの委託を受けたワークショップの参加者らがレポートの執筆に携わりました。
Sustaining Digital Humanities: Important developments in the UK landscape(SSI)
https://www.software.ac.uk/news/sustaining-digital-humanities-important-developments-uk-landscape
Sustaining Digital Humanities in the UK(Zenodo)
https://doi.org/10.5281/zenodo.4046266
参考:
英・アラン・チューリング研究所、データサイエンスと人文科学との学際研究における推奨事項をまとめたホワイトペーパーを公開
Posted 2020年8月12日
https://current.ndl.go.jp/node/41716