欧州における人文・社会科学分野のオープンな学術コミュニケーション発展のための研究基盤OPERAS、7種類のホワイトペーパーを公開

2018年8月6日、欧州における人文・社会科学分野のオープンな学術コミュニケーション発展のための研究基盤「学術研究を通した欧州の研究領域におけるオープンアクセスコミュニケーション」(Open Access in the European Research Area through Scholarly Communication:OPERAS)が、ワーキンググループが作成した7種類のホワイトペーパー(2018年7月付)を公開しました。

オープンアクセス(OA)出版モデルを支持する上でのOPERASのような分散型研究基盤の役割に焦点を当てて、人文・社会科学におけるオープンサイエンスの重要性を提唱する“Advocacy”、学術出版における優良事例をとりあげた“Best Practices”、机上調査及びデジタル研究基盤とサービスプロバイダーによって対処されるべき運営面・技術面での重要な点を特定した“Common Standards”、自国語で研究されることが多い人文・社会科学分野の研究成果の多言語対応に関する“Multilingualism”、標準として採用できるOAのための単一で理想的なビジネスモデルが存在しないことを提案する“Open Access Business Models”、OPERASの将来のサービスに関する “Platforms and Services”、コミュニティ駆動型のツールによる人文・社会科学分野でのオープンサイエンスな学術コミュニケーション基盤構築のために必要なオープンソースツールの開発やツールボックスの設定に関する“Tools Research and Development”の7つです。 “Best Practices”のみ“coming soon”となっています。

OPERAS launches White Papers(OPERAS,2018/8/6)
https://operas.hypotheses.org/2136

Advocacy
https://doi.org/10.5281/zenodo.1324035

Common Standards
https://doi.org/10.5281/zenodo.1324065

Multilingualism
https://doi.org/10.5281/zenodo.1324025

Open Access Business Models
https://doi.org/10.5281/zenodo.1323707

Platforms and Services
https://doi.org/10.5281/zenodo.1324058

Tools Research and Development
https://doi.org/10.5281/zenodo.1324109