500頭のヤギが設けた防火帯がレーガン大統領図書館を山火事から守ることに貢献(米国)

2019年10月30日に米国・カリフォルニア州で起こった山火事からレーガン大統領図書館を守るにあたり、500頭のヤギが貢献したとロイター通信が報じています。

同図書館にはレーガン政権期の文書や記念品が所蔵されており、当時の大統領専用機やベルリンの壁の一部が納められているほか、レーガン元大統領本人とナンシー夫人が埋葬されています。

山火事は10月30日の午前中には図書館を囲み、大統領専用機を展示している格納庫から50フィート地点まで迫りましたが、図書館に到達することなく消火されました。図書館の近くの草むらを除去し、防火帯を設けていたことが消火活動に貢献したとされています。

この防火帯は2019年5月に、ヤギに食べさせることで草を除去するサービスによって設けられたものでした。大統領図書館付近の防火帯設置には500頭のヤギが参加したとのことで、「ヤギが草をすべて食べていたので、図書館には火が届かなかった」とする図書館広報担当者のコメントが紹介されています。

Goats help save California’s Reagan library from wildfire(ロイター通信、2019/10/31付け)
https://www.reuters.com/article/us-california-wildfire-reaganlibrary/goats-help-save-californias-reagan-library-from-wildfire-idUSKBN1X92H4

500頭のヤギ、レーガン大統領図書館を山火事から救う(ハフポスト、2019/11/7付け)
https://www.huffingtonpost.jp/entry/goat_jp_5dc3c45ee4b0d8eb3c8fc666