ふくしま震災遺産保全プロジェクト、アウトリーチ事業として「震災遺産を考える I」を実施

福島県立博物館を事務局とする「ふくしま震災遺産保全プロジェクト」は、震災が産み出したものを、次世代に伝え遺すべき歴史的資料すなわち震災遺産と位置づけて、その保全を図ることを目的に、2014年度からフィールド調査や資料を収集する取り組みを始めているとのことです。

このプロジェクトのアウトリーチ事業「震災遺産を考える I」として、2015年2月22日、南相馬市博物館を会場として、セッション「南相馬市・双葉郡の震災遺構」が開催されました。長岡市立中央図書館の田中洋史氏による講演「災害避難所の記録と記憶」が開催され、震災資料の展示公開も行われたとのことです。

事業としては、2015年3月15日に、福島県立博物館で、会津セッション「震災遺産を考える」、3月21日に田人ふれあい館を会場にいわきセッション「活断層に学ぶ」、3月22日に田人町黒田字塩ノ平地区ほかの見学も予定しているとのことです。

ふくしま震災遺産保全プロジェクト アウトリーチ事業 震災遺産を考える I
http://www.general-museum.fks.ed.jp/00_index/images/news/leaflet.pdf

ふくしま震災遺産保全プロジェクト 震災遺産を考える I 南相馬市・双葉郡の震災遺構(広報みなみそうま, 2015年2月15日号)
http://www.city.minamisoma.lg.jp/index.cfm/20,22612,c,html/22612/0215-6.pdf

「震災遺産」を一般公開 福島、南相馬市(産経フォト, 2015/2/22)
http://www.sankei.com/photo/story/news/150222/sty1502220013-n1.html

地域と共働した美術館・歴史博物館創造活動支援事業(文化庁)
http://www.bunka.go.jp/bijutsukan_hakubutsukan/shien/kyoudou/pdf/h26_saitaku.pdf

参考:
新潟県長岡市立図書館、復興10年フェニックスプロジェクト 中越大震災10周年「災害と復興をかたりつぐ」を実施中
Posted 2014年10月7日
http://current.ndl.go.jp/node/27169

国立国会図書館東日本大震災アーカイブ(ひなぎく)、 災害・文献データベース、長岡市災害復興文庫と連携
Posted 2014年10月21日
http://current.ndl.go.jp/node/27266