E418 – 韓国−中国間の学術情報共有体制

カレントアウェアネス-E

No.72 2005.12.14

 

 E418

韓国−中国間の学術情報共有体制

 

 11月23日,韓国教育学術情報院(KERIS;CA1296参照)と中国高等教育文献保障システム(CALIS;CA1443参照)との間で,双方の学術情報資源の共同利用に関する覚書が取り交わされた。今後数年の間に,総合目録,ドキュメント・デリバリー,OAI-PMHプロトコルを用いた学位論文の相互利用サービスの3領域から,資源の共同利用を発展させていくとしている。

 なおKERISは2004年11月から,日本の国立情報学研究所(NII)とシステムを接続し,グローバルILLとして両国の大学図書館間でのドキュメント・デリバリー・サービスを実現している。KERIS-CALIS間の共同利用が進むことにより,日中韓3か国の学術情報共有体制が構築されるとして,KERISは大きな期待を抱いている。

Ref:
http://www.keris.or.kr/inform/press_read.jsp?layerNo=informleft3&seq=1347
http://www.calis.edu.cn/calisnew/subnews.asp?id=688
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/16/11/04111801.htm
http://www.libra.titech.ac.jp/GIF/P-and-I/Korea-Japan/
CA1296
CA1443