E309 – IFLAが視覚障害者図書館サービスに関するガイドラインを改訂

カレントアウェアネス-E

No.55 2005.03.16

 

 E309

IFLAが視覚障害者図書館サービスに関するガイドラインを改訂

 


 国際図書館連盟盲人図書館分科会(IFLA/LBS;注)は,2月,読むことに障害をもつ人々への図書館サービスのガイドライン『情報化時代における視覚障害者図書館サービス整備のためのガイドライン(Libraries for the Blind in the Information Age: Guidelines for Development)』を刊行した(CA1471参照)。このガイドラインは,1983年に策定された『視覚障害者図書館サービス全国基準に関する勧告』を,情報技術の発展や電子出版,電子図書館の進展等を踏まえて22年ぶりに改訂したものである。法制度,利用者サービス,図書館協力,蔵書構築,録音・点字・拡大図書等の作成,マネジメントとマーケティング,サービス品質保証といった項目からなる包括的なガイドラインとなっている。

 なお,同分科会は,読むことに障害をもつ人々に配慮した電子図書館システムのあり方を規定するガイドラインの作成も進めている。

(注)LBSの活動は,『図書館調査研究リポート』No.1を参照。( http://www.ndl.go.jp/jp/library/lis_research/lis_rr_01.html

Ref:
http://www.ifla.org/VII/s31/pub/Profrep86.pdf
http://www.ifla.org/VII/s31/annual/strategicplan-2004-2005.pdf
CA1471