国際図書館連盟(IFLA)盲人図書館分科会が、世界盲人連合(WBU)の作成した、WBU PowerPointガイドライン(視覚・表示にかかる機能障害を有する聴衆がアクセス可能なPowerPointまたは他の視覚的プレゼンテーションを利用するための方法に関するガイドライン)を紹介しています。
世界保健機構(WHO)によれば、今日世界には3,700万人の全盲者、1億2,400万人の弱視者、1億5,300万人の屈折異常に基づく視覚障害者がいるほか、最大で全人口の4%の人が深刻なディスレクシア(識字障害)だとされています。またこのほかにも、色覚異常の人も多くいます(日本では成人男子の20人に1人が赤緑色覚異常と言われています)。本ガイドラインは、これらの人々に配慮したプレゼンテーションはどのように作成し、またどのように実演すべきかを示しています。
Guidelines created by the World Blind Union (WBU) on how to make the use of PowerPoint and other visual presentations accessible for all:
Complete WBU version
http://www.ifla.org/VII/s31/pub/wbu-visual-presentations-guidelines.pdf
Summary by Minna von Zansen and Jenny Craven (IFLA LBS)
http://www.ifla.org/VII/s31/pub/wbu-visual-presentations-guidelines_summary.pdf
参考:
色覚異常の人にウェブサイトはどう見えるか?が検証できるツール
http://current.ndl.go.jp/node/8490