米国では2008年10月10日、大統領の署名により、ブロードバンド・データ改善法(Broadband Data Improvement Act, Public Law 110-385)が成立しました。この法律には、E-rateプログラムでインターネット接続料の割引を受けている学校等の機関に対し、子どもにウェブの安全な使い方を教えるよう義務付ける内容が含まれています。
これに対し米国図書館協会(ALA)政府関係オフィスのディレクターは、この内容が急に付け加えられたこと、またウェブの安全な使い方教育プログラムのための予算上の措置がなされていないことから、慎重に対応する必要がある、としています。
ALA | American Libraries – New Federal Law Requires Schools to Teach Web Safety
http://www.ala.org/ala/alonline/currentnews/newsarchive/2008/November2008/broadbandactpasses.cfm
S.1492
A bill to improve the quality of federal and state data regarding the availability and quality of broadband services and to promote the deployment of affordable broadband services to all parts of the Nation.
http://thomas.loc.gov/cgi-bin/bdquery/z?d110:s.01492:
参考:
E-Rateプログラムの10年(米国)
http://current.ndl.go.jp/node/5616
CA1572 – 「子どもをインターネットから保護する法律」合憲判決と図書館への影響 / 高鍬裕樹
http://current.ndl.go.jp/ca1572