公共図書館を静かな場所からにぎやかな場所へ、英文化・メディア・スポーツ相も支持

英国では、公共図書館の利用を活発にするため、多様な資料の提供、テレビゲームの提供、カフェの誘致、飲食物の持込許可、携帯電話での通話許可など、様々な取組みを実施しており、またこうした動きに対して、反対派、賛成派の議論が起きています。
このようななか、バーナム(Andy Burnham)文化・メディア・スポーツ大臣は2008年10月9日、英国図書館・情報専門家協会(CILIP)が主催する会議“Public Library Aurthorities Conference 2008”に出席し、これまでの図書館のステレオタイプを脱したにぎやかな図書館というアイディアを支持する発表を行い、デジタル時代の図書館は人々が集い、交流するコミュニティの中心となることが望ましい、との見解を示しました。また今後6か月に渡り公共図書館の調査を行い、どのようして図書館を革新していくか等についてまとめた報告書を作成すること、この調査をフォレット(Barbara Follet)文化大臣が担当することも発表しました。

Andy Burnham launches debate on the future of libraries – putting them at the very heart of communities(文化・メディア・スポーツ省のプレスリリース)
http://www.dcms.gov.uk/reference_library/media_releases/5532.aspx

バーナム大臣のスピーチ全文
http://www.culture.gov.uk/reference_library/minister_speeches/5535.aspx

Public Library Authorities Conference 2008
http://www.cilip.org.uk/groups/plg/pla2008/index.html

参考:
静かな場所からにぎやかな場所へ、変わり行く公共図書館-英Times紙の記事に読者から賛否両論
http://current.ndl.go.jp/node/8896