図書館はどのように「ニート」を支援できるか?(英国)

英国では、就学・就労・就労のためのトレーニングのいずれもしていない若年層「ニート(not in education, employment or training;NEET)」の数が増加しており社会問題になっています。ニートの年齢についてはいくつか定義がありますが、統計局による調査では、16~24歳のニートの数が、北アイルランドを除く地域でおよそ20%にまで達しているとのことです。

こうしたニートに対し、図書館がどのような支援を行えるのか、をまとめた記事が、英国図書館・情報専門家協会(CILIP)のUpdate誌の7/8月号に掲載されています。ニートについて正しく理解すること、関係機関との連携を行うこと、ニートになってしまっている背景にはさまざまな理由があり、その根本に立ち向かうこと、サービスの開発に利用者を関与させること、ニートになる前にキャリアパスなどを示し、ニートになることを防ぐこと、などが提案されています。

Into employment or training
http://www.cilip.org.uk/NR/exeres/2150C2CD-EF04-4C1E-98A3-43D7F83CD319