米国図書館協会(ALA)が1990年と2000年に行った全数調査を元に、図書館職員の性別、人種、年齢などの属性を分析した研究結果が発表されています。以下のような研究結果が出ています。
・およそ11万人の有資格者の典型像は、45〜54歳の女性、白人。
・2000年のデータでは、白人以外の人が占める割合は、全体の25%。ただし有資格者に限れば11%に落ちる。
・有資格者の中で、人種・民族的にマイノリティに属する人が占める割合は、1990年の9%から2000年の13%に増加した。
・有資格者は1990年から2000年にかけて21.6%も増加した。特に増加したのは、学校図書館(61.7%)、法律図書館(27%)。
・有資格者の中に男性が占める割合は、2000年で18%と、1990年から4.6%減った。
・図書館職員の給料は同じペースで上がっているが、IT業界などのような急速な増加ではない。2000年の図書館職員全職種の平均給与は46,121ドル(約548万円)。
Diversity Counts – ALA
http://www.ala.org/diversitycounts
American Library Association releases national study of diversity in library workforce
http://www.ala.org/ala/pressreleases2006/october2006/ALAlibrarydiversitystudy.htm