2022年8月9日、フランスのNGO組織「国境なき図書館」(Bibliothèques Sans Frontières)が、ウクライナ難民のために設置している「緊急図書館」(bibliothèques d’urgence)の取組に関する記事を公開しました。
ロシアによるウクライナ侵攻開始から5か月間、フランス、ベルギー、イタリアの受け入れセンターやトランジットセンター、宿泊センターに緊急図書館を開設してきたと述べられています。
緊急図書館では、ウクライナ語の本、創作用の素材、ボードゲーム、子ども向けのバンド・デシネ、フランス語学習用の本、お絵描き本等が提供されています。また、子どもと共に来館する大人のために、誰でも参加できるカードゲームの催しを定期的に開催していること等が紹介されています。
DES « BIBLIOTHÈQUES D’URGENCE » POUR LES DÉPLACÉS UKRAINIENS(Bibliothèques Sans Frontières, 2022/8/9)
https://www.bibliosansfrontieres.org/2022/08/09/des-bibliotheques-durgence-pour-les-deplaces-ukrainiens/
参考:
国境なき図書館、”Ideas Box”公開セレモニーをニューヨーク公共図書館で開催
Posted 2014年3月26日
https://current.ndl.go.jp/node/25766
「国境なき図書館」、ポルトープランスで移動図書館“Bibliotaptap”の運行を開始
Posted 2012年8月9日
https://current.ndl.go.jp/node/21577
「国境なき図書館」、ハイチ国家大学の学生や研究者のための電子図書館を開設
Posted 2011年9月29日
https://current.ndl.go.jp/node/19196
CA1810 – 動向レビュー:国境なき図書館と国際キャンペーン『緊急時の読書』 / 鎌倉幸子
カレントアウェアネス No.318 2013年12月20日
https://current.ndl.go.jp/ca1810