米国ホロコースト記念博物館、ウクライナ国立公文書館と連携しウクライナのホロコースト関連資料をオンライン公開

2022年6月29日、米国ホロコースト記念博物館(United States Holocaust Memorial Museum)が、ウクライナ国立公文書館と連携し、ウクライナのホロコースト関連資料をオンライン公開したことを発表しました。

両館は1,000万ページ以上のホロコースト関連資料のデジタル化について協定を結んでおり、今回、最初の100万ページを公開したと述べられています。発表によると、資料には、ユダヤ人の政治・文化・教育的機関や慈善団体の活動、占領下のウクライナにおけるナチス政権、ソビエト連邦における反ユダヤ主義といった戦後の動き等のトピックが含まれているとあります。

Museum Makes Holocaust-Related Ukrainian Archives Available Online(United States Holocaust Memorial Museum, 2022/6/29)
https://www.ushmm.org/information/press/press-releases/museum-makes-holocaust-related-ukrainian-archives-available-online

関連:
Державна архівна служба України разом з американськими партнерами надають онлайн доступ до 10 млн копій документів з історії Голокосту(Державна архівна служба України, 2022/6/30)
https://archives.gov.ua/ua/%d0%b4%d0%b5%d1%80%d0%b6%d0%b0%d0%b2%d0%bd%d0%b0-%d0%b0%d1%80%d1%85%d1%96%d0%b2%d0%bd%d0%b0-%d1%81%d0%bb%d1%83%d0%b6%d0%b1%d0%b0-%d1%83%d0%ba%d1%80%d0%b0%d1%97%d0%bd%d0%b8-%d1%80%d0%b0%d0%b7%d0%be-2/
※ウクライナの国立公文書館(State Archival Service of Ukraine)に掲載されたお知らせです。

参考:
独・アーロルゼン・アーカイブズ、ナチス政権の迫害に関する約2,600万点の文書をオンライン公開
Posted 2020年4月21日
https://current.ndl.go.jp/node/40815

E650 – ナチスのホロコースト関係資料,秋にも公開へ
カレントアウェアネス-E No.107 2007.05.30
https://current.ndl.go.jp/e650

ドイツ没収文化財財団(Deutsches Zentrum Kulturgutverluste)、文化財・コレクションの来歴調査のためのデータベース“Proveana”を公開
Posted 2020年1月29日
https://current.ndl.go.jp/node/40088

イスラエルのヤド・ヴァシェム記念館、Googleと提携してホロコースト関係写真資料等をデジタル化公開
Posted 2011年1月27日
https://current.ndl.go.jp/node/17519