2022年3月30日、ORCID, Inc.が2021年の年次報告書を公開したと発表しました。
報告書では、89万3,252件の新規更新があったこと、コンソーシアムが所属情報を追加しやすいような管理ツールの提供を開始したこと、研究成果の寄与者の役割を表す語彙にCRediTを追加したこと等が述べられています。
その他、2022年から2025年までの戦略計画で掲げた主要テーマ「メンバーにとっての価値を高める」「研究者にとっての価値を高める」「世界的な参加を増大させる」「信頼と誠実さを維持する」に沿って、2021年の事業内容がまとめられています。
Now Available: ORCID’s 2021 Annual Report(ORCID, 2022/3/30)
https://info.orcid.org/orcid-2021-annual-report/
参考:
ORCID, Inc.、2022年から2025年までの戦略計画を発表
Posted 2021年10月22日
https://current.ndl.go.jp/node/45038
ORCID, Inc.、2020年の年次報告書を公開
Posted 2021年3月12日
https://current.ndl.go.jp/node/43530
米国情報標準化機構(NISO)、学術成果の寄与者の役割を定義する“Contributor Roles Taxonomy(CRediT)”がANSI/NISO規格として制定されたと発表
Posted 2022年2月15日
https://current.ndl.go.jp/node/45638
E2261 – ORCIDへの期待とコンソーシアム
カレントアウェアネス-E No.391 2020.05.28
https://current.ndl.go.jp/e2261
CA1740 – 動向レビュー:著者の名寄せと研究者識別子ORCID / 蔵川 圭
カレントアウェアネス No.307 2011年3月20日
https://current.ndl.go.jp/ca1740