米・マサチューセッツ工科大学出版局、2022年春刊行の学術単行書等を“Direct to Open”(D2O)モデルによりオープンアクセスで出版

2022年3月10日、米・マサチューセッツ工科大学出版局(MIT Press)は、MIT Pressが取り組むビジネスモデルである“Direct to Open”(D2O)により、2022年春刊行の学術単行書・選集(edited collections)計37点をオープンアクセス(OA)で公開することを発表しました。うち12点はすでに公開されています。

D2Oは、図書館の共同出資により学術単行書の持続可能なオープンアクセス(OA)化を実現するためのモデルであり、今回がD2Oによる初のOA公開となります。2022年以降、MIT Pressが新たに刊行する学術単行書及び選集は、D2O参加機関の出資金により全てOA化することが予定されています。

The first open access books funded by libraries participating in MIT Press’s Direct to Open model are publishing this Spring(MIT Press, 2022/3/10)
https://mitpress.mit.edu/blog/thirty-seven-mit-press-monographs-and-edited-collections-publishing-open-access-thanks-direct

関連:
Direct to Open(MIT Press)
https://mitpress.mit.edu/direct-to-open
※D2OによるOA化の対象となっている書籍を一覧できるページです。

参考:
米・マサチューセッツ工科大学出版局、“Direct to Open”(D2O)に関するホワイトペーパーを公表:図書館の共同出資により学術単行書の持続可能なオープンアクセス(OA)化を実現するためのプログラム
Posted 2022年1月24日
https://current.ndl.go.jp/node/45522

米・マサチューセッツ工科大学出版局、図書館の共同出資により学術単行書の持続可能なオープンアクセス(OA)化を実現するためのプログラム“Direct to Open”(D2O)を開始
Posted 2021年3月9日
https://current.ndl.go.jp/node/43494