世界の研究者コミュニティによるロシアのウクライナ侵攻の非難(記事紹介)

Nature誌のオンライン版に、2022年3月1日付けで記事“Global research community condemns Russian invasion of Ukraine”が掲載されています。ロシアのウクライナ侵攻に対する西側諸国を中心とした研究者コミュニティの対応などが報告されています。

記事では、ドイツの大規模研究助成団体のグループがロシアとの全ての科学協力を凍結するという声明を2月25日に発表したこと等に触れ、多くの西側諸国とロシアの共同研究が取りやめられていることを紹介しています。

また、ウクライナの科学者たちは、国際機関にロシアに対してより強力な行動を取るよう説得するために集結していることにも言及しています。記事によると、ウクライナの若手科学者評議会による声明では、ロシアがHorizon Europe等の研究プログラムに関与してはならないと述べています。

Global research community condemns Russian invasion of Ukraine(Nature, 2022/3/1)
https://doi.org/10.1038/d41586-022-00601-w

参考:
ロシアによるウクライナへの侵攻に対する、国立図書館・文書館・博物館および関係機関等の声明
https://current.ndl.go.jp/node/45704
Posted 2022年3月1日

国際博物館会議(ICOM)、ロシアによるウクライナへの侵攻に関する声明を発表
Posted 2022年2月25日
https://current.ndl.go.jp/node/45686

国際公文書館会議(ICA)と米国アーキビスト協会(SAA)、ウクライナのアーキビストらとの連帯を表明
Posted 2022年2月28日
https://current.ndl.go.jp/node/45695

欧州図書館・情報・ドキュメンテーション協会連合(EBLIDA)ら、ロシアによるウクライナへの侵攻に関するプレスリリースを公開
Posted 2022年2月28日
https://current.ndl.go.jp/node/45696