2022年3月9日、英国学校図書館協会(SLA)が、英国の学校図書館と学校図書館職員への新型コロナウイルス感染症の影響に関するレポート“School Libraries in Lockdown”の公開を発表しました。
発表によると、レポートには、パンデミックの前とコロナ禍における学校図書館の役割についてまとめられています。SLA会員を対象に実施された2020年の調査の回答183件と2021年の調査の回答201件、SLAと図書館システムベンダのSoftlink社による調査の回答1,750件、図書館職員へのインタビュー8件、学校の指導者が発表した声明4件の分析結果を基にしています。
主な結果として、学校図書館職員の精神的ウェルビーイングへの影響が多大であったこと、図書館職員の役割が誤解・過小評価されている学校では、コロナ禍において学校図書館を活用しない傾向があったこと等が挙げられています。また、学校図書館の役割への理解向上をはじめとして、運営組織や学校図書館職員、管理職に向けての推奨事項をそれぞれ示しています。
SLA launches report on the impact of Covid-19 on school libraries and staff(SLA, 2022/3/9)
https://www.sla.org.uk/article/hannah-groves/sla-launches-report-on-the-impact-of-covid-19-on-school-libraries-and-staff/2467
SCHOOL LIBRARIES IN LOCKDOWN(SLA)
https://www.sla.org.uk/patrons-appeal