2021年12月14日、英・オックスフォード大学出版局(OUP)が、保護者による子どもへの読み聞かせに関する調査結果を公開したと発表しました。
調査は2021年12月に実施され、英国・オーストラリア・中国・香港の約4,000人の保護者から回答が寄せられたとあります。
発表の中では、回答者の63%は自身が子どもの時に読んでいた本を読み聞かせることを好んでいると述べられています。一方で、37%の回答者が最新の本を探す方法を知らず、47%が同じ本を繰り返し読み聞かせている等と指摘し、国際的課題への理解を促すため読み聞かせの本の幅を広げることを保護者に呼び掛けています。
その他、主な結果として、読み聞かせを行う理由には、学習・読書への興味を育てること、リテラシーの向上や語彙の増加、コミュニケーションスキル習得が多く挙げられ、読み聞かせを行わない理由には、支援の不足や本へのアクセスの欠如が挙げられたとあります。また、75%は読み聞かせが子どもとの関係構築を助けると回答し、51%は読み聞かせの時間を増やしたいと考えていると回答したこと等を述べています。
Parents opt to read old classics to children over new fiction(OUP, 2021/12/14)
https://global.oup.com/news-items/current/Gift-of-words20211
The power of reading [PDF:15ページ]
https://fdslive.oup.com/www.oup.com/Group_comms/pdf/GoW_report2021.pdf