2021年10月6日、OCLCは、WorldCatを基盤とするクラウド型図書館システム“WorldShare Management Services”が、StateRAMPの審査を受け、認定ベンダーリストに「準備完了(Ready)」のステータスで追加されたことを公表しました。
StateRAMPは、米国国立標準技術研究所(NIST)の情報システムおよび組織のセキュリティおよびプライバシー管理に基づいたセキュリティ基準に基づいた審査を行う非営利団体です。州や地方自治体の利用するクラウドサービスプロバイダーへ要求されるサイバーセキュリティ標準への対応を標準化するというニーズから設立されました。「準備完了」のステータスは、最低限の要件を満たしていることを意味します。
OCLC’s WorldShare Management Services is first in library service industry to achieve StateRAMP ‘Ready’ authorization(OCLC, 2021/10/6)
https://www.oclc.org/en/news/releases/2021/20211006-wms-stateramp.html
StateRAMP Authorized Vendors(StateRAMP)
https://stateramp.org/vendor-list/
参考:
OCLC、クラウド型図書館システム“WorldShare Management Services”のアプリ“Digby”を開発
Posted 2017年6月20日
https://current.ndl.go.jp/node/34196
OCLCのクラウド型図書館システムWorldShare Management Services、7月1日で5周年
Posted 2016年6月24日
https://current.ndl.go.jp/node/31883
E925 – OCLCによる“ウェブスケール”図書館業務管理システム構築戦略
カレントアウェアネス-E No.150 2009.05.27
https://current.ndl.go.jp/e925
CA1896 – 動向レビュー:共同運用による図書館システム導入の新たな可能性 / 上野友稔,香川朋子,片岡 真
カレントアウェアネス No.331 2017年3月20日
https://current.ndl.go.jp/ca1896