2021年5月4日、Taylor & Francisグループは、スイス学術図書館コンソーシアム(Consortium of Swiss Academic Libraries:CSAL)と3年間の転換契約を締結したことを発表しました。
CSALの26機関の研究者は、所属機関による論文処理費用(APC)負担の下で、同グループの大部分の“Open Select”(ハイブリッド)誌及び全ての完全ゴールドOA誌での出版が可能となります。また、同グループのジャーナル・ポートフォリオ全体へのアクセスも可能となります。
Taylor & Francis Group and the Consortium for Swiss Academic Libraries sign transformative agreement(Taylor & Francis Group, 2021/5/4)
https://newsroom.taylorandfrancisgroup.com/taylor-francis-group-and-the-consortium-for-swiss-academic-libraries-sign-transformative-agreement/
参考:
Springer Nature社とスイスの大学の連合団体swissuniversities、“Read and Publish”契約に最終合意
Posted 2020年7月6日
https://current.ndl.go.jp/node/41436
Elsevier社とスイスの大学の連合団体swissuniversities、4年間の試験的なオープンアクセス(OA)出版への転換契約を採択
Posted 2020年5月27日
https://current.ndl.go.jp/node/41049
ルクセンブルク国立図書館(BnL)とTaylor & Francisグループ、3年間の転換契約を締結
Posted 2021年4月23日
https://current.ndl.go.jp/node/43878
CA1977 – 動向レビュー:学術雑誌の転換契約をめぐる動向 / 尾城孝一
カレントアウェアネス No.344 2020年6月20日
https://current.ndl.go.jp/ca1977