全国遺跡報告総覧内に「文化財論文ナビ」が公開:登録された論文情報はIRDBを通じたデータ連携によりCiNii Articlesで検索可能

2021年3月17日、奈良文化財研究所が、全国遺跡報告総覧内に「文化財論文ナビ」を公開したと発表しました。

全国の博物館、埋蔵文化財センター等によりオンラインで入力された論文情報を、時代・種別・テーマごとに検索できるデータベースです。対象となる「論文」には、論文・報告・総括・資料紹介・事業報告等が含まれており、登録論文ごとにDOIが付与されます。

「文化財論文ナビ」に入力されたデータは、全国遺跡報告総覧から国立情報学研究所(NII)の学術機関リポジトリデータベース(IRDB)を通じたデータ連携により、CiNii Articlesでも検索可能となると述べられています。

文化財論文ナビの公開 -全国の博物館・埋文センターの論文情報にアクセスしやすくする-(なぶんけんブログ, 2021/3/17)
https://www.nabunken.go.jp/nabunkenblog/2021/03/articlenavi.html

文化財論文ナビ(全国遺跡報告総覧)
https://sitereports.nabunken.go.jp/ja/search-article

参考:
全国遺跡報告総覧、全国の文化財地図・遺跡地図、発掘調査報告書等の書誌情報1,814件を一括登録:全国遺跡報告総覧搭載の「文化財動画ライブラリー」のメタデータはジャパンサーチに搭載
Posted 2020年12月15日
https://current.ndl.go.jp/node/42769

CA1936 – 全国遺跡報告総覧における学術情報流通と活用の取り組み / 高田祐一
カレントアウェアネス No.337 2018年9月20日
https://current.ndl.go.jp/ca1936

新「学術機関リポジトリデータベース(IRDB)」が正式公開
Posted 2019年4月3日
https://current.ndl.go.jp/node/37942