2021年6月17日、奈良文化財研究所が、全国遺跡報告総覧内の「文化財論文ナビ」に、類似論文の自動表示機能と共起ネットワーク図を追加したと発表しています。
類似論文の自動表示機能は、自然言語処理技術を活用して、登録キーワードの内容類似度を自動判別し、類似している20の論文を表示するものです。専門用語の切り出しは、全国遺跡報告総覧内の文化財関係用語シソーラスを活用していると説明されています。
共起ネットワーク図は、類似コンテンツを表示する際に、従来の形式では何が類似しているかわかりづらいという課題があったことから、当該論文・用語・類似論文の関係性をビジュアルで確認できるようにしたものです。
全国遺跡報告総覧:文化財論文ナビにて類似論文の自動表示と共起ネットワーク図の追加(なぶんけんブログ,2021/6/17)
https://www.nabunken.go.jp/nabunkenblog/2021/06/bunarticle0617.html
文化財論文ナビ(全国遺跡報告総覧)
https://sitereports.nabunken.go.jp/ja/search-article
参考:
全国遺跡報告総覧内に「文化財論文ナビ」が公開:登録された論文情報はIRDBを通じたデータ連携によりCiNii Articlesで検索可能
Posted 2021年3月18日
https://current.ndl.go.jp/node/43572
CA1936 – 全国遺跡報告総覧における学術情報流通と活用の取り組み / 高田祐一
カレントアウェアネス No.337 2018年9月20日
https://current.ndl.go.jp/ca1936