2021年2月9日、北里大学東洋医学総合研究所(東京都港区)は、同研究所の医史学研究部が「漢方テキスト複合検索データベース」を公開したことを発表しました。
「漢方テキスト複合検索データベース」は、同研究所の星野卓之研究員を研究代表者とする科学研究費助成事業(基盤研究(C))「写本群電子テキストを用いた日本漢方独自化についての研究」の研究成果です。同研究では、江戸期以前の本草書・中国医書の写本について、年代・医派に分けた内容分析・引用解析・テキスト化などが行われ、研究対象としたテキストを複数語で検索可能な同データベースが構築されました。
新着情報(北里大学東洋医学総合研究所)
https://www.kitasato-u.ac.jp/toui-ken/new/index.html
※2021年2月9日欄に「医史学研究部「漢方テキスト複合検索データベース」を公開しました。」とあります。
医史学研究部(北里大学東洋医学総合研究所)
https://www.kitasato-u.ac.jp/toui-ken/research/ishi_research.html
漢方テキスト複合検索データベース(北里大学東洋医学総合研究所)
https://www.kitasato-u.ac.jp/toui-ken/research/search-system/search.html
写本群電子テキストを用いた日本漢方独自化についての研究(KAKEN)
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-18K00264/
参考:
Elsevier社、北京中医薬大学(中国)と共同開発した中医学に関する分類法の第1弾として鍼治療に関する分類を同社の医学生物学文献に関するデータベース“Embase”で提供開始
Posted 2020年3月10日
https://current.ndl.go.jp/node/40450
ユネスコの「世界の記憶」に『本草綱目』などが新たに登録される
Posted 2011年5月26日
https://current.ndl.go.jp/node/18268