北米研究図書館協会(ARL)、研究データへの取組に関する組織内におけるコミュニケーションのツールキットを公開

2021年1月27日、北米研究図書館協会(ARL)が、研究データに関する取組のための組織内におけるコミュニケーションのツールキット“Implementing Effective Data Practices Toolkit”を公開したことを、ウェブサイト上で発表しました。

同ツールキットは、ARL、米・カリフォルニア電子図書館(CDL)、米国大学協会(AAU)、公立ランドグラント大学協会(APLU)により作成されました。永続的識別子(PID)や機械可読のデータ管理計画(maDMPs)の導入に関する組織内のコミュニケーションや議論を促進することを目的としています。

発表によると、米国国立科学財団(NSF)の後援を受けて、ARL、CDL、AAU、APLUが2019年に開催したカンファレンスの成果に基づいたものであり、以下の資料が含まれています。

・同カンファレンスの内容を1ページにまとめたPDF
・組織内での説明に利用できるスライド(クリエイティブ・コモンズ・ライセンスCC0で公開)
・ディスカッションのトピック
・関連する研究論文やブログ記事、参考事例等をまとめたリスト

Library and Higher Education Groups Release Communication Toolkit for Implementing Effective Data Practices(ARL, 2021/1/27)
https://www.arl.org/news/library-and-higher-education-groups-release-communication-toolkit-for-implementing-effective-data-practices/

Implementing Effective Data Practices Toolkit(ARL)
https://www.arl.org/implementing-effective-data-practices/

参考:
北米研究図書館協会(ARL)、研究データへの取組に関する推奨事項をまとめた報告書“Implementing Effective Data Practices”を公開
Posted 2020年10月6日
https://current.ndl.go.jp/node/42186

CA1983 – 動向レビュー:Machine-actionable DMPs(maDMPs)の動向 / 常川真央
カレントアウェアネス No.345 2020年9月20日
https://current.ndl.go.jp/ca1983