米国の大学・研究図書館協会(ACRL)、“Learning Analytics Toolkit”を公開

2021年1月20日、米国の大学・研究図書館協会(ACRL)は、大学図書館委員会(Academic Libraries Committee)が“Learning Analytics Toolkit”を公開したと発表しています。

図書館員がラーニングアナリティクスについてや、大学図書館との関係について学ぶための無料のツールで、基礎知識に加え、プライパシーや倫理、学生の成功、図書館のラーニングアナリティクスへの貢献事例等に関する最新の文献を提供しています。新しい情報が利用可能になるごとに更新されます。

同委員会では、大学図書館員にラーニングアナリティクスに関する業務に従事する能力を身につけさせるだけでなく、この新たな話題についての専門的議論に貢献できるようにするための資源として同ツールを想定しているとしています。

ACRL Learning Analytics Toolkit(ACRL,2021/1/20)
https://acrl.ala.org/acrlinsider/archives/20818

Learning Analytics Toolkit(ACRL)
https://acrl.libguides.com/val/latoolkit

参考:
米国の学術図書館におけるラーニングアナリティクスの実践・プライバシー等の課題に関する文献レビュー(文献紹介)
Posted 2020年4月20日
https://current.ndl.go.jp/node/40806

E2112 – 北米の研究図書館におけるラーニングアナリティクスの取組
カレントアウェアネス-E No.364 2019.02.28
https://current.ndl.go.jp/e2112

CA1987 – 協学を支援するための新たな学習ハブとしての大学図書館の実現に向けた九州大学の取り組み / 内山英昭
カレントアウェアネス No.346 2020年12月20日
https://current.ndl.go.jp/ca1987