三重県伊賀市が広報紙『広報いが』の2021年1月号で、2021年1月19日に「デジタルミュージアム 秘蔵の国 伊賀」を開設することを発表しています。
三重県伊賀市は、市や社団法人伊賀上野観光協会などが所蔵するデジタル化された資料をインターネット上で公開し、学校・地域における歴史学習や観光案内などに役立てるとともに、広く伊賀の歴史・文化を周知することを目的として「デジタルミュージアム 秘蔵の国 伊賀」を開設します。歴史資料検索閲覧システム“ADEAC”上に構築され、公開データはシステム連携を通じて、国立国会図書館サーチやジャパンサーチからも利用できることを説明しています。
「デジタルミュージアム 秘蔵の国 伊賀」は5つのテーマで構成され、2020年10月に、伊賀に伝わる松尾芭蕉の真筆や伊賀ゆかりの俳人の資料に関する「芭蕉と俳諧の世界」が先行公開されていました。1月19日の開設に合わせて、『万川集海』をはじめ忍者に関する資料を収録した「伊賀流忍者」と、藤堂家の藩政資料など地域の歴史資料を収録した「郷土資料」が新たに追加公開されています。
2021年度には、伊賀市内の建造物や絵画などの指定・登録文化財とその特徴などを紹介する「伊賀市の文化財」と、歴史的な名所の魅力などを紹介する「歴史探訪」の公開を予定しています。
「伊賀市の宝物をインターネットで発信 デジタルミュージアム 秘蔵の国 伊賀」『広報いが2021年1月号』 [PDF:5MB](伊賀市)
https://www.city.iga.lg.jp/cmsfiles/contents/0000008/8546/001-036.pdf#page=6
デジタルミュージアム 秘蔵の国 伊賀
https://trc-adeac.trc.co.jp/WJ11C0/WJJS02U/2421605100
参考:
伊賀市(三重県)、芭蕉忌にあわせ「デジタルミュージアム 秘蔵の国 伊賀」において「芭蕉と俳諧の世界」を先行公開
Posted 2020年10月27日
https://current.ndl.go.jp/node/42361
伊賀市上野図書館(三重県)、2020年2月の「忍者市月間」以降「忍者図書館」仕様に変身することを発表
Posted 2020年2月7日
https://current.ndl.go.jp/node/40197
鶴ヶ島市立図書館(埼玉県)、ADEACで「鶴ヶ島市デジタル郷土資料」を公開
Posted 2020年9月1日
https://current.ndl.go.jp/node/41881