欧州委員会出版局、研究用ソフトウェアのための学術基盤に関する報告書を公開

欧州委員会出版局(Publications Office of the EU)のウェブサイト上で、2020年12月7日付けで研究用ソフトウェアのための学術基盤に関する報告書“Scholarly infrastructures for research software”が公開されています。

同報告書は、「欧州オープンサイエンスクラウド」(European Open Science Cloud:EOSC)に研究用ソフトウェアを含めるための一連の推奨事項を示したものとあり、研究用ソフトウェアに関する学術基盤の現状、ベストプラクティス、課題等の整理も行っています。EOSC執行委員会のアーキテクチャ・ワーキンググループに属する「研究用ソフトウェアの学術基盤に関するタスクフォース」が同報告書の作成に携わりました。

Scholarly infrastructures for research software(Publications Office of the EU, 2020/12/7)
https://doi.org/10.2777/28598

参考:
CA1921 – 「欧州オープンサイエンスクラウド」をめぐる動向 / 尾城孝一
カレントアウェアネス No.335 2018年3月20日
https://current.ndl.go.jp/ca1921

E1927 – 研究用ソフトウェアの適切な引用<文献紹介>
カレントアウェアネス-E No.327 2017.06.22
https://current.ndl.go.jp/e1927

E1820 – 研究用ソフトウェアの持続可能性
カレントアウェアネス-E No.307 2016.07.14
https://current.ndl.go.jp/e1820