米国科学財団(NSF)、3,500万ドルを助成して、科学研究に使用されるソフトウェアの持続可能性向上のための機関を設立

2016年7月29日、米国科学財団(NSF)は、科学研究に使用されるソフトウェアの持続可能性を高めるために3,500万ドルを拠出することを明らかにしました。

これは、ソフトウェア研究に対して助成するNSFのSoftware Infrastructure for Sustained Innovation(SI2)プログラムが、持続可能なソフトウェアに関する研究や教育においてイノベーションを促すことを目的として、Molecular Sciences Software InstituteとScience Gateways Community Instituteの設立に対して、今後5年間で3,500万ドルを助成するものです。これらの機関は、科学研究に使用されるソフトウェアの開発・維持管理等に関する長期的なハブとして機能するとのことです。

NSF commits $35 million to improve scientific software(NSF, 2016/7/29)
http://nsf.gov/news/news_summ.jsp?cntn_id=189347&org=NSF&from=news

参考:
E1820 – 研究用ソフトウェアの持続可能性
カレントアウェアネス-E No.307 2016.07.14
http://current.ndl.go.jp/e1820