全米科学財団(NSF)が、科学技術分野における研究成果(査読誌の論文)の近年の動向についてのレポートを発表しています。
それによると、論文の数という面では米国は1990年代に頭打ちになったものの、引用数などの影響力の面では依然世界トップの力を発揮しているとしています。一方で、中国・韓国・台湾・シンガポールといったアジアの国が論文数を急激に増大させているとも分析しています。
また、研究成果の発表に関する研究者の意識を調査したレポートも発表されています。発表の仕方には様々なヴァリエーションがあるが、ピア・レビューを経て学術雑誌に掲載されるというプロセスは安定した主要経路と位置づけられています。
Number of Published Science and Engineering Articles Flattens, But U.S. Influence Remains Strong
http://www.nsf.gov/news/news_summ.jsp?cntn_id=109732&org=NSF&from=news
Changing U.S. Output of Scientific Articles:
1988–2003
http://www.nsf.gov/statistics/nsf07320/
The Changing Research and Publication Environment in American Research Universities
http://www.nsf.gov/statistics/srs07204/