cOAlition S、「Plan Sに基づく価格透明性のフレームワーク」運用のためのオンラインサービス構築の実現可能性に関する情報提供依頼書(RFI)を公開

2020年10月19日付で、cOAlition Sは、「Plan Sに基づく価格透明性のフレームワーク」運用のためのオンラインサービス構築の実現可能性に関する情報提供依頼書(RFI)を公開しました。

cOAlition Sは、以下の要件を満たしたオンラインサービスの構築を検討しています。

・学術出版社が、cOAlition Sの承認した「価格透明性のフレームワーク」が指定する価格やサービスに関するデータを、セキュアな手段でアップロードできること

・研究者・研究助成機関・研究機関・図書館員・図書館コンソーシアムなどの承認されたユーザーが、セキュアな手段によって、上記でアップロードされたデータにアクセスし、複数の雑誌や出版者の価格・サービスを比較できること

cOAlition Sはこのようなサービスの開発の委託に先立って、サービス調達の実現可能性、事業者が要件を満たすために取りうる手段等について、情報提供依頼を実施しています。RFIへの回答は2020年11月30日まで受付されています。

Request for Information – Price and Service Transparency Framework: building a service to provide access to publisher services and pricing data(cOAlition S,2020/10/19)
https://www.coalition-s.org/rfi-price-and-service-transparency-framework/

Request for Information – Price and Service Transparency Framework: building a service to provide access to publisher services and pricing data [Word形式:78KB](cOAlition S)
https://www.coalition-s.org/wp-content/uploads/2020/10/RFI_Price_Service_Transparency_Framework_Service.docx

参考:
OA価格の透明性に関する情報公開フレームワークの提案
Posted 2020年1月14日
https://current.ndl.go.jp/node/39948

cOAlition S、オープンアクセス(OA)出版費用を設定する際に出版者が遵守すべき「Plan Sに基づく価格透明性のフレームワーク」を公開:2022年7月1日に発効
Posted 2020年5月20日
https://current.ndl.go.jp/node/40988