Elsevier社、同社のプラットフォームScienceDirectに機関外からの簡便なアクセス認証を提供するサービス“SeamlessAccess.org”を導入

2020年7月28日、Elsevier社は、同社の提供する学術文献のオンラインプラットフォームScienceDirectに、機関外からの簡便なアクセス認証に関するサービス“SeamlessAccess.org”を導入したことを発表しました。

ユーザーの所属機関がScienceDirectを購読している場合には、ScienceDirect上の“Access through your institution”ボタンをクリックすることで、所属機関の認証を経てアクセス環境を問わず購読中のScienceDirectのコンテンツへアクセスすることが可能となります。“SeamlessAccess.org”は、ユーザーの選択した機関情報を記憶し、米国情報標準化機構(NISO)の推奨基準に準拠しながら、プライバシーを保護しつつ別のサービス導入サイトへの安全な転送を行うため、一度機関認証を受けたユーザーは、サービスを導入したプラットフォームへ移動する際に認証を繰り返す必要はなく、「シームレスに」プラットフォーム間を移動できる、と案内しています。

ScienceDirect integrates SeamlessAccess to provide improved remote access options for researchers(Elsevier,2020/7/28)
https://www.elsevier.com/about/press-releases/science-and-technology/sciencedirect-integrates-seamlessaccess-to-provide-improved-remote-access-options-for-researchers

参考:
Springer Nature社、購読機関外からの簡便な電子リソースアクセス認証に関する新サービスSeamlessAccess.orgを採用
Posted 2019年11月18日
https://current.ndl.go.jp/node/39526

EBSCO社、Google ScholarのCampus Activated Subscriber Access(CASA)に対応:契約機関外のネットワークからGoogle Scholar経由で同社の購読コンテンツへアクセス可能に
Posted 2020年6月1日
https://current.ndl.go.jp/node/41090