2020年5月20日、英国研究図書館コンソーシアム(RLUK)は、450人以上の加盟機関の代表者が参加した5月18日のウェビナーにおいて、「研究図書館におけるデジタルシフトへの声明(“A manifesto for the digital shift in research libraries”)」を発表しました。
発表された声明は、RLUKのデジタルシフトに関するワーキンググループの1年間の活動の成果です。デジタルシフトによって形成される将来の研究図書館の構想や、研究図書館コミュニティが構想を実現するための具体的な手段等を提供する内容です。
RLUKは発表の中で、カード目録のオンライン化、冊子体書籍・雑誌の電子化、図書館スペースのデジタルスカラシップのためのラボへの改修など、研究図書館が長くデジタル環境への適応に取り組んできたことに触れ、これらの研究図書館の活動や変化を包括した意味合いで「デジタルシフト」と呼んでいることを補足しています。
RLUK launches a manifesto for the digital shift in research libraries(RLUK,2020/5/20)
https://www.rluk.ac.uk/digital-shift-manifesto-launch/
RLUK: A manifesto for the digital shift in research libraries(YouTube,2020/5/21)
https://www.youtube.com/watch?v=u1jHfIuVcCM
※2020年5月18日に開催されたRLUKのウェビナーの記録動画です
A manifesto for the digital shift in research libraries(RLUK)
https://www.rluk.ac.uk/digital-shift-manifesto/
参考:
英国研究図書館コンソーシアム(RLUK)、デジタル研究と研究図書館の役割に関する報告書“Digital scholarship and the role of the research library”を公開
Posted 2019年7月9日
https://current.ndl.go.jp/node/38541
米国議会図書館(LC)や英国芸術・人文科学研究会議(AHRC)等の米・英の機関が文化機関におけるデジタルスカラシップの役割をテーマに連携
Posted 2019年9月20日
https://current.ndl.go.jp/node/39074