英国研究図書館コンソーシアム(RLUK)と英国芸術・人文科学研究会議(AHRC)、学術図書館の研究への多面的関与を支援するプログラムを提供

2022年1月28日、英国研究図書館コンソーシアム(RLUK)と英国芸術・人文科学研究会議(AHRC)は、研究マネジメント専門職ネットワーク(Association of Research Managers and Administrators:ARMA)との連携のもとで、学術図書館の研究への多面的な関与を支援するプログラム“Research Engagement Programme”(REP)を提供すると発表しました。

学術図書館や研究図書館で働く図書館員が研究に対する自信・スキル・能力を持つことを目的とした、トレーニングプログラムやイベント、ケーススタディ等が提供されます。2022年2月4日現在、ケーススタディとして、10大学の事例が掲載されています。

RLUKは、2021年に学術研究への関与に際しての学術・研究図書館の役割について調査を行っており、図書館員の研究に関する能力や能力への投資の必要性等に関する勧告を発表していました。REPは、同調査の結果を踏まえたものであると説明されています。

RLUK-AHRC Research Engagement Programme launched(RLUK, 2022/01/28)
https://www.rluk.ac.uk/rluk-ahrc-research-engagement-programme-launched/

RLUK-AHRC Research Engagement Programme(RLUK)
https://www.rluk.ac.uk/rluk-ahrc-rep/

参考:
英国研究図書館コンソーシアム(RLUK)、学術研究に果たす大学・研究図書館の役割をテーマに行った調査の結果報告書を公開
Posted 2021年7月13日
https://current.ndl.go.jp/node/44416

E2329 – 研究支援における社会的相互運用性に関するOCLCの報告書
カレントアウェアネス-E No.403 2020.11.26
https://current.ndl.go.jp/e2329

E2122 – Scholars ARE Collectors:研究支援再考への提言(米国)
カレントアウェアネス-E No.366 2019.03.28
https://current.ndl.go.jp/e2122

E1764 – 大学図書館における学術コミュニケーション機能の組織配置
カレントアウェアネス-E No.297 2016.02.04
https://current.ndl.go.jp/e1764