2020年4月24日、米国議会図書館(LC)は、同館提供の音楽素材を利用してヒップホップミュージックの作成が可能になるWebアプリケーション“Citizen DJ”を発表しました。
Citizen DJは、LCのイノベーター・イン・レジデンスであるBrian Foo氏とLC Labsが共同開発したオープンソースのWebアプリケーションです。LCが無料で提供する音楽・動画コレクションの素材をサンプリングして、独自のビートやサウンド・ミックスを作成することができます。Citizen DJで利用可能な音楽素材のコレクションはLCのスタッフがこのプロジェクト用にキュレートしたもので、利用目的にかかわらず特別な許可を得なくても自由に利用することができます。100年以上前のものから最近10年前後に発表されたものを含め、演奏・演劇・インタビュー・スピーチ・オーラルヒストリー・アンビエントサウンドなどを音楽素材として利用できます。
Citizen DJは2020年夏に正式公開が予定されており、現在ベータ版が公開されています。
Library of Congress Needs a Few Citizen DJs(LC,2020/4/24)
https://www.loc.gov/item/prn-20-031/
Citizen DJ(LC Labs)
https://labs.loc.gov/work/experiments/citizen-dj/
Citizen DJ Beta
http://citizendj.labs.loc.gov.s3-website-us-east-1.amazonaws.com/
参考:
米国議会図書館、著名な詩人・作家の音声記録をオンラインで公開開始
Posted 2015年4月20日
https://current.ndl.go.jp/node/28338
米国議会図書館に、アフリカ系アメリカ人のオーラルヒストリーのコレクションが寄贈
Posted 2014年6月25日
https://current.ndl.go.jp/node/26429
米国議会図書館(LC)の歴史的音源配信サイト“National Jukebox”、コンテンツ拡充へ
Posted 2014年5月26日
https://current.ndl.go.jp/node/26210