科学技術振興機構(JST)、データリポジトリJ-STAGE Dataの試行運用を開始

2020年3月12日、科学技術振興機構(JST)は、2020年3月16日よりデータリポジトリJ-STAGE Dataの試行運用を開始することを発表しました。

J-STAGE DataはJSTの運営するデータリポジトリで、電子ジャーナルプラットフォームJ-STAGE搭載記事の関連データを公開するためのプラットフォームとして構築が進められていました。研究データ公開プラットフォームfigshareのシステムが使用されています。J-STAGE Dataに搭載された記事関連データにはDOIが自動付与され、全てオープンアクセスで公開されます。

2020年3月16日にリリースされたJ-STAGE Dataは当面の間試行運用を実施します。試行運用中、パイロットジャーナルのみデータ登載が可能ですが、データの閲覧は無制限となっています。

ニュース(J-STAGE)
https://www.jstage.jst.go.jp/static/pages/News/TAB1/Current/Page1/-char/ja
※2020年3月12日付けのニュースに「【利用発行機関の皆様へ】2020年3月16日にJ-STAGE Dataをリリースします。」とあります。

J-STAGE Dataリリースノート [PDF:35ページ](J-STAGE)
https://www.jstage.jst.go.jp/static/files/ja/pub_release_jstage-data.pdf

J-STAGE Data
https://jstagedata.jst.go.jp

参考:
科学技術振興機構(JST)、2020年2月22日にJ-STAGEへの機能追加としてデータリポジトリ対応機能をリリース
Posted 2020年2月13日
https://current.ndl.go.jp/node/40237

米国国立衛生研究所(NIH)、figshareと連携し、NIHから助成を受けた研究データを公開するリポジトリを開設
Posted 2019年7月31日
https://current.ndl.go.jp/node/38694

E2233 – リーフレット「研究データにDOIを付与するには?」の製作
カレントアウェアネス-E No.386 2020.02.27
https://current.ndl.go.jp/e2233

E2234 – 「データ引用原則の共同宣言」:データ引用を学術界の慣習に
カレントアウェアネス-E No.386 2020.02.27
https://current.ndl.go.jp/e2234