2020年3月12日、韓国国立中央図書館(NLK)は、文化芸術資料のデジタル化支援事業の2020年の対象機関として6地域の31機関を選定したと発表しています。
国立中央劇場(公演芸術博物館)・国立劇団・国立オペラ団・光州ビエンナーレといった国立機関・関連団体や、芸術の殿堂・韓国文化芸術委員会・芸術経営支援センターといった公共機関、韓国音楽協会・韓国写真作家協会・韓国私立美術館協会といった文化芸術関連協会・会員機関などが選ばれています。
これにより、対象となる約16万9千件の図書・非図書資料のうち、破損の恐れが高い、もしくは、活用度が高い資料を優先にデジタル化が進められ、2020年には最大10万件がデジタル化される予定です。デジタル化されたデータはNLKのウェブサイトを通じて公開されるほか、所蔵機関にも提供されます。
국립중앙도서관, 디지털화 지원 6개 지역 31개 관 선정(国立中央図書館、デジタル化支援6地域31館選定)(NLK, 2020/3/12)
https://www.nl.go.kr/NL/contents/N50603000000.do?schM=view&id=36562&schBcid=normal0302
参考:
韓国国立中央図書館(NLK)、国内外の機関・個人等が所蔵する文化芸術資料を対象としたデジタル化支援事業の受付を開始:2020年12月までに約10万件をデジタル化
Posted 2019年11月20日
https://current.ndl.go.jp/node/39545
韓国国立中央図書館(NLK)と韓国文化芸術委員会(Arts Council Korea)、芸術関連資料の効果的な保存と国民への提供を目的とした業務協約を締結
Posted 2020年2月17日
https://current.ndl.go.jp/node/40255
韓国国立中央図書館(NLK)とアリラン国際放送、業務協約を締結:映像・台本の寄贈・寄託・デジタル化等
Posted 2019年12月18日
https://current.ndl.go.jp/node/39771
韓国国立中央図書館(NLK)、公共図書館所蔵の貴重資料・郷土資料のデジタル化支援事業の2019年度の募集開始
Posted 2019年4月8日
https://current.ndl.go.jp/node/37977