東京、京都、奈良の国立博物館がいわゆる常設展の観覧料金を値上げ 2020年4月から

東京国立博物館、京都国立博物館、奈良国立博物館が、2020年4月からいわゆる常設展(平常展)の観覧料金を値上げすることを発表しました。

値上げの可能性は各博物館が2019年に策定した、新時代プランの中でも、「基盤の確保」の名目で触れられていました。今回の発表によると、東京国立博物館は一般料金を現行の620円から1,000円に、大学生料金を410円から500円に、京都国立博物館と奈良国立博物館は一般520円を700円に、大学生260円を350円にするとのことです。満70歳以上と高校生以下および満18歳未満はいずれの博物館でも無料のままで維持されます。また、団体割引料金はすべての博物館で廃止されます。

東京国立博物館等の観覧料金の改定について(東京国立博物館)
https://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=2007

観覧料改定のお知らせ(京都国立博物館)
https://www.kyohaku.go.jp/jp/oshirase/post_200130.html

奈良国立博物館の観覧料金の改定について(奈良国立博物館)
https://www.narahaku.go.jp/pdf/2020Fees.pdf

東博など国立3博物館、入館料を値上げへ。「ランニング・コストも賄えない」(美術手帳、2020/1/30付け)
https://bijutsutecho.com/magazine/news/headline/21272

参考:
国立文化財機構、京都・奈良・九州の各国立博物館の新時代プランを公表
Posted 2019年10月11日
https://current.ndl.go.jp/node/39252