米国人は映画館よりも図書館を多く訪問:2019年の世論調査から(米国)

2020年1月24日、米国の調査会社ギャラップ社は、2019年に米国人が行ったレジャー活動に関する世論調査の結果を公表しました。

調査は、2019年12月2日から15日にかけて、ランダムサンプリングにより選ばれた米国のワシントンD.C.及び全ての州に居住する18歳以上の1,025人を対象として、電話インタビューにより行われました。

調査結果によれば、レジャー活動の年間訪問・実施回数を問う設問で、9つの選択肢のうち、1位は「図書館に行く」で平均10.5回、2位は「映画館に映画を観に行く」で平均5.3回でした。性別、年齢層別、所得別、地域別等で見た場合の調査結果も示されており、女性は男性の約2倍の頻度で図書館を訪問していること等、結果から分かる要点がまとめられています。

In U.S., Library Visits Outpaced Trips to Movies in 2019(Gallup, 2020/1/24)
https://news.gallup.com/poll/284009/library-visits-outpaced-trips-movies-2019.aspx

参考:
E1740 – 「岐路」に立つ米国の公共図書館:意識調査の結果から
カレントアウェアネス-E No.293 2015.11.26
https://current.ndl.go.jp/e1740

E1519 – 米国民はどれほど公共図書館に価値を置いているのか
カレントアウェアネス-E No.251 2013.12.26
https://current.ndl.go.jp/e1519

E1463 – 若者の図書館利用習慣と図書館への期待
カレントアウェアネス-E No.242 2013.08.08
https://current.ndl.go.jp/e1463

図書館利用者の情報行動の傾向及び図書館に関する意識調査(令和元年度)
https://current.ndl.go.jp/FY2019_research