Pew Research Center、米国民の図書館に対する意識調査“Libraries 2016”を公開

2016年9月9日、米国の調査機関・Pew Research Centerが、“Libraries 2016”のレポートを公開しました。Pew Research Centerは,16歳以上の米国民1,601名を対象に調査を行ったもので、

図書館の利用については、
・図書館または移動図書館を訪れた:48%
・図書館のウェブサイトへアクセスした:27%

という値で、前回調査と変わらなかったことが示されています。

また、図書館については、「公共図書館は必要なリソースを提供している」としたのが、77%で、「地域の図書館の閉鎖は地域社会に影響を与える」としたのが、66%でした。

その他、図書館が提供するサービスについては、

・図書館はコンピューターやスマートフォンなど、デジタルツールの使用方法を教えるプログラムを提供すべきである:80%
・読書や仕事のためのスペースを望む:57%
・人々が使い方を習得できるよう、図書館は3Dプリンターやその他デジタルツールを購入し、提供すべきである:50%

という結果が示されています。

Libraries 2016
http://www.pewinternet.org/files/2016/09/PI_2016.09.09_Libraries-2016_FINAL.pdf

Libraries 2016(Pew Research Center, 2016/9/9)
http://www.pewinternet.org/2016/09/09/libraries-2016/

参考:
E1740 – 「岐路」に立つ米国の公共図書館:意識調査の結果から
カレントアウェアネス-E No.293 2015.11.26
http://current.ndl.go.jp/e1740

E1519 – 米国民はどれほど公共図書館に価値を置いているのか
カレントアウェアネス-E No.251 2013.12.26
http://current.ndl.go.jp/e1519