Pew Research Center、2016年の米国民の読書状況について報告書を公表

2016年9月1日、米国の調査機関Pew Research Centerが、2016年3月7日から4月4日まで、米国民(成人)1,520名を対象に読書状況について実施した調査をもとに、報告書“Book Reading 2016”を発表しました。

・過去1年間に紙媒体の本を読んだ割合(65%)は、電子書籍(28%)またはオーディオブック(14%)よりも高い
・過去1年間に何らかの媒体で本を読んだ人の割合は73%で、この値は2012年の74%からあまり変わっていない
・過去1年間に紙媒体の本だけを読んだ米国民は38%で、電子書籍だけ読んだ米国民はわずか6%であった
・米国民の電子書籍の読書について、(1)電子書籍を読むことに限定した端末、より(2)スマートフォンやタブレット端末などの多目的の端末、を使用する人が増加しており、(1)は2011年の調査時に7%で、今回は8%であったが、(2)はスマートフォンが5%から13%に、タブレット端末が4%から15%に増加した

などといった結果が紹介されています。

Book Reading 2016(Pew Research Center, 2016/9/1)
http://www.pewinternet.org/2016/09/01/book-reading-2016/

Book Reading 2016
http://www.pewinternet.org/files/2016/08/PI_2016.09.01_Book-Reading_FINAL.pdf
※PDF版です。

参考:
Pew Research Center、2015年の米国の読書調査のレポートを公表
Posted 2015年10月20日
http://current.ndl.go.jp/node/29695