2019年11月28日、韓国国立中央図書館(NLK)が、NLKが構築してきた著者名典拠ファイルを国内の大学図書館と共有するため、12月から、利用を希望する大学図書館を対象に、システムの普及事業を行うと発表しています。
典拠データの重複を防ぎ、学術情報への効率的なアクセスが可能となることを目的としており、同システムを導入することで、各館では、NLKの著者名典拠ファイルを自由に利用することができます。
NLKでは、大学図書館95館で使用している資料管理システム(TULIP、SOLARS 8)で著者名典拠ファイルを利用するための機能を新規に開発しており、12月6日から、95館を対象にニーズ調査を行って、導入を希望する館に普及させる予定です。
また、2020年には、上記以外の資料管理システムに対応した開発を計画しており、それにより、韓国の大学の60%以上にあたる155校で著者名典拠ファイルが使えるようになる予定です。
도서관에서 구축한 데이터 대학에서 자유롭게 활용하세요!(図書館で構築したデータを大学で自由に活用してください!)(NLK, 2019/11/28)
http://www.nl.go.kr/nl/commu/libnews/article_view.jsp?board_no=10300¬ice_type_code=3&cate_no=4
参考:
韓国国立中央図書館、バーチャル国際典拠ファイル(VIAF)へ参加 国際標準名称識別子ISNIの付与も開始
Posted 2016年2月1日
https://current.ndl.go.jp/node/30599
E2127 – 韓国国立中央図書館のLinked Open Data:国家書誌LOD
カレントアウェアネス-E No.367 2019.04.18
https://current.ndl.go.jp/e2127