2019年11月5日、人文学オープンデータ共同利用センター(CODH)は、IIIF準拠の画像ビューワであるIIIF Curation ViewerのV1.7を公開したことを発表しました。
主要な新機能として次の2点が紹介されています。
・新機能「アノテーションビューモード」の追加により、IIIF画像上に場所や文字のマーカーが表示可能となり、IIIF環境でも地図や翻刻が利用しやすくなったこと
・IIIFマニフェストに含まれるIIIF Image APIに非対応のリソース(例:JPEG画像)等の表示にも対応したこと
また、新機能を体験できるサービスとして、古地図の上に画像マーカーを表示することでIIIFビューアを地図アプリのように使える「江戸マップβ版」と、くずし字の翻字を文字マーカーとして表示することでくずし字と現代の文字を左右に並べて表示する「くずし字データセット閲覧ビューア」を新たに公開したことも発表されています。
ニュース(CODH)
http://codh.rois.ac.jp/news/
※2019年11月5日付けのニュースとして、IIIF Curation Viewer V1.7、江戸マップβ版、くずし字データセット閲覧ビューアの公開が発表されています。
IIIF Curation Viewer(CODH)
http://codh.rois.ac.jp/software/iiif-curation-viewer/
江戸マップβ版(CODH)
http://codh.rois.ac.jp/edo-maps/
日本古典籍くずし字データセット 書名一覧(CODH)
http://codh.rois.ac.jp/char-shape/book/
※各データセットの詳細ページから閲覧ビューアを利用できます。
参考:
日本古典籍くずし字データセット文字種(くずし字)一覧の個々の文字が元の古典籍画像上で確認できるように
Posted 2019年5月8日
https://current.ndl.go.jp/node/38116
【イベント】日本文化とAIシンポジウム2019 ~AIがくずし字を読む時代がやってきた~(11/11・東京)
Posted 2019年9月17日
https://current.ndl.go.jp/node/39034
E2179 – AI技術を取り入れた「くずし字翻刻学習・指導システム」
カレントアウェアネス-E No.377 2019.10.10
https://current.ndl.go.jp/e2179