2019年12月5日及び6日に、九州大学中央図書館(福岡県福岡市)4階きゅうとコモンズにおいて、九州大学統合新領域学府ライブラリーサイエンス専攻と九州大学附属図書館の共催によるシンポジウム・ワークショップ「大学における研究データサービス」が開催されます。
同イベントは九州大学と米国イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校との戦略的パートナーシップの一環として開催されます。シンポジウムでは、イリノイ大学から招へいされた図書館職員による、図書館の研究データサービス部門におけるサービスやサブジェクトライブラリアンによる研究者への研究データ支援の実際の紹介と、日本の大学における研究データサービスの方向性についての議論が行われる予定です。ワークショップはシンポジウムの翌日に開催され、研究データとは何か、データキュレーションに必要なチェック項目は何か、学術雑誌のデータポリシーの確認の重要性に関する演習を通して、研究データサービスとして何が必要かを理解することを目標とした内容です。
無料で参加可能ですが事前に申し込みが必要です。また、シンポジウムの定員は80人、ワークショップの定員は40人となっています。
主なプログラムは以下のとおりです。
〇シンポジウムプログラム
・開会挨拶
宮本一夫氏(九州大学附属図書館長)
・講演1「イリノイ大学図書館における研究データサービス」【逐次通訳付】
Heidi Imker氏(イリノイ大学図書館リサーチデータサービス部門長)
・講演2「研究者に対するデータマネジメントサポートの実践」【逐次通訳付】
William H. Mischo氏(イリノイ大学工学図書館長)
Mary C. Schlembach氏(イリノイ大学図書館化学&物理専門図書館員)
・講演3「研究データ管理・オープンデータに関する日本の状況と課題」
冨浦洋一氏(九州大学附属図書館副館長・理系図書館長)
・パネルディスカッション【逐次通訳付】
モデレーター:石田栄美氏(九州大学附属図書館研究開発室)
〇ワークショッププログラム【逐次通訳付】
講師:Heidi Imker氏, William H. Mischo氏, Mary C. Schlembach氏
・導入
・セッション1:研究データとは
・セッション2:学術雑誌におけるデータポリシー
・セッション3:データキュレーションチェックリスト
シンポジウム・ワークショップ「大学における研究データサービス」(12/5-6)(九州大学附属図書館)
https://www.lib.kyushu-u.ac.jp/ja/events/20191205
参考:
シンポジウム 「オープンデータと大学」の報告資料が公開される
Posted 2019年2月25日
https://current.ndl.go.jp/node/37651
【イベント】シンポジウム 「オープンデータと大学」(1/30・福岡)
Posted 2018年12月6日
https://current.ndl.go.jp/node/37177
【イベント】国際シンポジウム 「高等教育の国際化と大学図書館:アジアを拠点としたトップブランドへ」(12/14・福岡)
Posted 2018年11月7日
https://current.ndl.go.jp/node/36988
九州大学が大学院統合新領域学府にライブラリーサイエンス専攻を設置
Posted 2010年11月11日
https://current.ndl.go.jp/node/17089
九州大学大学院統合新領域学府ライブラリーサイエンス専攻が博士後期課程を設置
Posted 2012年11月6日
https://current.ndl.go.jp/node/22263