2019年9月6日、東京学芸大学附属図書館は、アンケート調査「図書館における学習環境改善のための調査」の結果概要を公表しました。
2019年度末から2020年度にかけて予定されている同館の増築工事に先立ち実施されたものであり、調査目的は「東京学芸大学附属図書館ラーニングコモンズの増築に伴い、その機能を強化するにあたって、学生の学習状況や図書館の利用方法、図書館に期待していることは何かを把握すること」としています。
調査は2019年2月22日から2019年3月31日、2019年5月8日から2019年6月30日の期間、同大学の学部学生・大学院生を対象としてウェブサイト上で実施され、回答総数は378名(学部学生284名・大学院生88名)でした。
結果概要には、利用目的やグループ学習等に関する設問の回答結果概要が掲載されています。また、「あなたの参加している授業やゼミの課題を行うために、現在の図書館に足りないもの/空間は何だと思いますか」という設問の回答も掲載されており、上位3位は「資料や文献」「電源が使える場所」「発声練習や朗読練習のできる場所」となっています。
附属図書館の増築に伴う「図書館における学習環境改善のための調査」結果概要公表(東京学芸大学附属図書館, 2019/9/6)
http://library.u-gakugei.ac.jp/notice/20190906.html
図書館における学習環境改善のための調査 [PDF:996KB]
http://library.u-gakugei.ac.jp/notice/20190829-rev2%20.pdf
参考:
CA1804 – 研究文献レビュー:学びを誘発するラーニング・コモンズ / 米澤誠
カレントアウェアネス No.317 2013年9月20日
http://current.ndl.go.jp/ca1804
E1713 – 『ラーニング・コモンズの在り方に関する提言』
カレントアウェアネス-E No.289 2015.10.01
http://current.ndl.go.jp/e1713