【イベント】熊本大学教育学部音楽学講座主催国際シンポジウム「近代の音と声のアーカイブズ」(9/17・熊本)

2019年9月17日、熊本大学において、熊本大学教育学部音楽学講座主催、ドイツ・ボン大学人文学部日本・韓国学専攻の共催の国際シンポジウム「近代の音と声のアーカイブズ」が開催されます。

世界各地で始まりつつある様々なメディアの保存と公開の現状について、ドイツ・ボン大学日本映画講釈SPレコードコレクションのデジタル化・公開プロジェクト事例を中心とした基調講演のほか、パネル報告を実施し、多彩な熊本の記録の保存のあり方とその将来を検討することを目的としています。

参加費は無料で、定員は先着170人です(予約可)。

内容は以下の通りです。

・挨拶
古島幹雄氏(熊本大学 理事・副学長)
佐藤祐治氏(元熊本県芦北振興局長・元熊本県県政文書課長)

・パネル報告
趣旨説明 湯川史郎氏・山田高誌氏  

山田高誌氏(熊本大学教育学部音楽科・音楽学講座 准教授(音楽学・オペラ史))
「音空間を再構築するための紙史料 ~ 18世紀後半のナポリの公証人史料の事例から」      
佐藤慶治氏(精華女子短期大学幼児保育学科 専任講師(音楽教育学))
「戦後のNHK児童番組の資料保存についての現状と『みんなのうた』写真資料の発見」 宮脇利充氏 ((株)熊本放送 ラジオ局次長 / ラジオ制作部長)
田尻浩章氏 ((株)熊本放送 テレビ局メディア推進部長)
「RKK熊本放送所蔵、森・繁コレクションSPレコード、デジタル化と公開への取り組み」

香室結美氏 (熊本大学文書館 特任助教(文化人類学))
「水俣、声のバトン ~ 民衆史家・岡本達明の聞書とカセットテープ」

・基調報告
ラインハルト・ツェルナー氏(ボン大学人文学部日本・韓国研究専攻 主任教授(日本・東アジア史))
湯川史郎氏(ボン大学人文学部日本・韓国研究専攻 学術専任講師(比較メディア史))
「ボン大学 <片岡プロジェクト>  ~ 無声映画SPレコード・コレクションのデジタル化による学術・文化資源化」

・ラウンドテーブル
ディスカッサント 大久保真理子氏 (九州大学総合研究博物館 専門研究員(音楽学・近代日本音楽史))

特別ゲスト(予定)毛利眞人氏(レコード史研究家)

全体司会     山田高誌氏

国際シンポジウム「近代の音と声のアーカイブズ」開催のお知らせ(熊本大学)
https://www.kumamoto-u.ac.jp/event/kyouiku/20190906

ポスター [PDF:637KB]
https://www.kumamoto-u.ac.jp/event/kyouiku/kokusaisinnpojiumuomoteura.pdf

参考:
E1186 – 国立国会図書館,「歴史的音源」の提供を開始
カレントアウェアネス-E No.195 2011.06.23
http://current.ndl.go.jp/e1186

E1674 – 古音源の保存と活用に関する国際シンポジウム<報告>
カレントアウェアネス-E No.281 2015.05.21
http://current.ndl.go.jp/e1674

E1753 – 英国全域の録音資料を明らかにする試み‐BLが調査報告
カレントアウェアネス-E No.295 2015.12.24
http://current.ndl.go.jp/e1753

欧州12か国のサウンド・アーカイブから集めた音源が“Europeana Radio”で利用可能に
Posted 2017年1月12日
http://current.ndl.go.jp/node/33237