2019年2月25日、米国国立公文書館(NARA)がブロックチェーンに関するホワイトペーパー“Blockchain White Paper”を公開しました。
ブロックチェーンの技術的側面の高水準の概要が含まれており、同国の電子的レコード管理プログラムに対する様々な影響を調査できることから、レコードマネージャーにとって有用なペーパーであると説明されています。
同ペーパーでは、ブロックチェーン上のレコードの存在、レコードの信頼性と整合性、レコードスケジュール、レコードのNARAへの移管といったような、基本的な記録管理上の関心事項に焦点を当てています。
Blockchain White Paper(Records Express(NARA),2019/2/25)
https://records-express.blogs.archives.gov/2019/02/25/blockchain-white-paper/?utm_source=feedburner&utm_medium=feed&utm_campaign=Feed%3A+RecordsExpress+%28Records+Express%29
Blockchain White Paper [PDF:20ページ]
https://www.archives.gov/files/records-mgmt/policy/nara-blockchain-whitepaper.pdf
参考:
英国国立公文書館(TNA)・サリー大学・Open Data Institute(ODI)による、ブロックチェーン技術を用いたデジタル記録の内容保証のためのプロジェクトARCHANGEL(記事紹介)
Posted 2018年6月7日
http://current.ndl.go.jp/node/36123
Digital Science社、ブロックチェーン技術によるピアレビュー支援を検証するパイロットプロジェクトを開始
Posted 2018年3月8日
http://current.ndl.go.jp/node/35613
韓国国会図書館、ブロックチェーン技術を基盤とした「国家学術情報ニューラルネットワーク構築プロジェクト」を提案
Posted 2018年5月25日
http://current.ndl.go.jp/node/36053
【イベント】ブロックチェーンハッカソン2019(2019/2/9、2/16-17・東京)
Posted 2018年12月27日
http://current.ndl.go.jp/node/37299
E2012 – 学術コミュニケーションにおけるブロックチェーンの可能性
カレントアウェアネス-E No.344 2018.03.22
http://current.ndl.go.jp/e2012