2018年12月27日、高知県立大学は、蔵書の除却に係る検証委員会の報告書「高知県立大学等永国寺図書館蔵書除却検証委員会報告書」を公開しました。
同大学では、永国寺キャンパスに新たに整備した図書館への蔵書移転に際し、旧図書館の一部蔵書の除籍及び廃棄を実施しましたが、その一連の過程について、検証委員会を設置して検証を行っていたものです。
報告書の「Ⅲ 検証内容」によると、以下の5点に焦点を置き検証作業を実施したとあります。
1. 除籍について
2. 除籍図書の再活用について
3. 資産上の処理について
4. 除籍図書の処分について
5. 意思決定について
高知県立大学等永国寺図書館蔵書除却検証委員会 報告書(公開)(高知県立大学, 2018/12/27)
http://www.u-kochi.ac.jp/soshiki/1/kensyoiinkaihokoku.html
高知県立大学等永国寺図書館の蔵書の除却について(高知県立大学)
http://www.u-kochi.ac.jp/soshiki/1/tkensyoiinkai.html
関連:
高知県立大学で蔵書3万8000冊焼却 貴重な郷土本、絶版本多数(高知新聞, 2018/8/17)
https://www.kochinews.co.jp/article/207853/
参考:
E845 – 環境にも,財布にも嬉しい図書館資料除籍法(米国)
カレントアウェアネス-E No.137 2008.10.15
http://current.ndl.go.jp/e845
E1692 – 大学図書館コレクションの適正規模化を進める<文献紹介>
カレントアウェアネス-E No.285 2015.07.23
http://current.ndl.go.jp/e1692
E1522 – 多面的なデータにもとづく除籍を支援するツール<文献紹介>
カレントアウェアネス-E No.252 2014.01.23
http://current.ndl.go.jp/e1522
※情報源のリンクを修正しました。(2019/5/8)