京都国立近代美術館で展示「フランス映画ポスター名品選 国立映画アーカイブ デジタル・コレクションより」が開催:デジタル化した資料を活用して高精度の複製を制作・展示

国立映画アーカイブ(NFAJ)は、2018年12月26日付けのTopicsにおいて、京都国立近代美術館との共催による展示「フランス映画ポスター名品選 国立映画アーカイブ デジタル・コレクションより」の開催を紹介しています。

展示は京都国立近代美術館(京都市左京区)で2019年1月16日から2月24日にかけて開催されます。デジタル化したNFAJ収蔵資料の活用の試みであり、フランスの映画ポスターの伝統である大判ポスター10点を選び、高精度の複製を制作して展示を行うとあります。

NFAJでは、資料活用の幅を広げ、アクセシビリティを高めるためのデジタル化を実施しており、2018年3月31日には、ポスター等のデジタル化作業により得られたデジタル化の仕様、技術の標準化に関する情報をまとめた資料「東京国立近代美術館フィルムセンター映画関連資料デジタル化の手引(2017 年版)」を刊行しています(刊行当時は「東京国立近代美術館フィルムセンター」であり、翌4月1日にNFAJが設立)。

館外展示「フランス映画ポスター名品選 国立映画アーカイブ デジタル・コレクションより」のページをアップ(NFAJ, 2018/12/26)
https://www.nfaj.go.jp/ge/topics/20181226-3/

フランス映画ポスター名品選 国立映画アーカイブ デジタル・コレクションより(NFAJ)
https://www.nfaj.go.jp/exhibition/kyoto2018/

フランス映画ポスター名品選 国立映画アーカイブ デジタル・コレクションより(京都国立近代美術館)
http://www.momak.go.jp/Japanese/news/2018/nfaj_frenchposter.html

「映画関連資料デジタル化の手引」について(NFAJ, 2018/3/31)
https://www.nfaj.go.jp/nfc_bdc_blog/2018/03/31/%E3%80%8C%E6%98%A0%E7%94%BB%E9%96%A2%E9%80%A3%E8%B3%87%E6%96%99%E3%83%87%E3%82%B8%E3%82%BF%E3%83%AB%E5%8C%96%E3%81%AE%E6%89%8B%E5%BC%95%E3%80%8D%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6/

東京国立近代美術館フィルムセンター映画関連資料デジタル化の手引(2017 年版)[PDF:160ページ]
https://www.nfaj.go.jp/wp-content/uploads/sites/5/2018/04/nfc_siryoudigital20171.pdf

参考:
E2014 – 国立美術館の映画専門機関「国立映画アーカイブ」
カレントアウェアネス-E No.345 2018.04.19
http://current.ndl.go.jp/e2014

国立文化財機構文化財活用センターとキヤノン株式会社、文化財の高精細複製品の制作と活用に関する共同研究プロジェクトを開始
Posted 2018年11月1日
http://current.ndl.go.jp/node/36958