米・Ithaka S+R、イシューブリーフ“Scholars ARE Collectors: A Proposal for Re-thinking Research Support”を公開

2018年11月28日、米・Ithaka S+Rが、イシューブリーフ“Scholars ARE Collectors: A Proposal for Re-thinking Research Support”を公開しました。

同報告書では、近年の大学における研究支援サービスは特定の研究課題やコンテンツに取り組む際の研究者支援に焦点があてられているものの、対象が拡大ししばしば資金提供が不十分であることから、効果的な研究支援サービスの実施には、研究者の研究方法の総体を反映させるような仕組みの構築が必要であると指摘します。

そして、学者を研究者として識別するものは、研究の過程で多様なコンテンツを集め管理する収集家であるとし、学者のコレクションの定義、現在の収集課題やニーズの概観、収集を支援するための現状調査を行ない、同分野における学術機関の今後について検討しており、大学が進化する研究環境に動的に対応・支援する事に引き続き取り組むには、研究支援のための新たな中央集権的な原則を確立することが不可欠であるとしています。

New Issue Brief on Scholars as Collectors(Ithaka S+R,2018/11/28)
https://sr.ithaka.org/blog/new-issue-brief-on-scholars-as-collectors/

Scholars ARE Collectors: A Proposal for Re-thinking Research Support(Ithaka S+R)
https://sr.ithaka.org/publications/scholars-are-collectors/